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音声の可能性にかけた理由

“観る”から“聴く”へ Voicyが変える、音声メディアの未来   Talked.jp

福田:緒方さんは、このVoicyを通じて、どんなミッションをお考えなのでしょう?

緒方:声の文化を、とにかく広げていきたいと思っています。2016年に創業して現在で5年目のサービスなのですが、今は1000チャンネルくらい。2021年5月時点での月間ユーザー数は250万を越えて、おかげさまで「配信したい」と言ってくださる方も、たくさんおられる状況です。

福田:Voicyは配信者になるための選抜がなかなか厳しい、と伺っています。やっぱり、簡単に配信者になれるわけではないのですか?

緒方:今は月に1000人くらいご応募をいただくのですが、配信できる人は2~30人という感じなので、2%から3%くらいでしょうか。

福田:狭き門ですね! 審査の内容については、公式には教えていただけないですよね(笑)

緒方:「この人の話を聞きたい、という人がいるかどうか」ということに重点を置いて、選抜させていただいています。というのは、世の中って逆で、「話したい!」「僕の話を聞いてくれ!」と言う人のほうがむちゃくちゃ、たくさんいるんです。でもそういう人ばかりになると、「話を聞く介護サービス」メディアになってしまうので……。

福田:たしかに。それはある種、ビジネスマンもそうですよね。「会いたいです」「自分の話を聞いてください」というアポが多いですから。

緒方:みんな、認知してほしいからですよね。そういう中で、「声のヒーロー」を作っていく必要があるなと思ったので、審査制を取らせていただいています。とは言っても創業時は動画全盛期で、「こんな時代に音声って、バカじゃないの?」と散々言われました。自分で声色を変えて、4チャンネルを別々のキャラクターとして放送して、「みんな、こんな放送もあるよ。聞いてくれ」と自分自身で放送を手探りで作るところからはじまって、今こうやっていろんなパーソナリティが発信したいと言ってくれるところまできました。

福田:素晴らしい。

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