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ノーリーとジョージの出会い

沖縄離島「世捨て人」として生きた"じょうぐちはるお"の人生哲学。   Talked.jp

友人のノーリーがジョージと初めて出会ったのは、2016年頃とのことだという。その当時彼は沖縄でカヤックの仕事を始めるべく、ちょうど習い始めた頃だった。ジョージが住む、宮城島周辺をぐるっとカヤックで散策していたという。
ジョージの存在について、ノーリーは全く知らなかった。そのため彼は、目の前に突然、仙人のような風貌の男性が現れて驚いたという。「長い髭を生やしていて、妙に自然と同化した雰囲気を醸し出している人でした」と、ノーリー。島のビーチにポツンと座っていたジョージを見つけて、思わず「あの、そこで何をしているんですか?」と声をかけ、上陸した。それが、ジョージその人だったのだ。

あとから知ったことだが、ジョージには結構ファンがいたそうだ。中には一度会って話した後、何度も訪ねてくる人もいたという。(不思議な魅力の持ち主だったんだろうな)と思う。以前一度、テレビ番組で取り上げられたこともあるから、そのせいかもしれない。みんなは「ジョージさん」とか、海によく潜っていることから「亀仙人」などと呼んでいた。

ノーリーはジョージに、「なぜ、こんな孤島で暮らしているのですか」と尋ねた。すると、「30歳になる頃には、もうそうすると決めたんだ」という。すべてを捨てて、「自給自足の生活を始める」と。

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