楳図かずおインタビュー  恐怖漫画家・楳図かずお デジタルお化け屋敷をプロデュース! | Talked.jp by Sony Digital Entertainment

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楳図かずお

1995年以降、休筆を続けている漫画家・楳図かずお。一部ファンの間では預言者と呼ばれるほど先見の目を持つ楳図かずおは10年ほど前からデジタルコンテンツに積極的に参加。
2014年7月、アバターコミュニケーションアプリLINE PLAYで、デジタルお化け屋敷【恐怖の楳図ハウス】をプロデュース。ソニー・デジタルでは、楳図かずお本人にインタビューを行い、企画から誕生までの創作秘話を聞いた。

インタビュー 福田 淳
ソニー・デジタル エンタテインメント

構成:福田千津子 撮影:越間有紀子

恐い+可愛いい=恐いい!
LINE PLAYに【恐怖の楳図ハウス】が登場!

LINE PLAYアバター

福田:7月24日にLINEの公式アバターコミュニケーションアプリLINE PLAYで楳図先生の公式ルーム【恐怖の楳図ハウス】をオープンさせていただきます。

楳図:楽しみです。

福田:もともと僕は楳図先生の漫画の大ファンで。

楳図:ありがとうございます。

福田:10年近く、お仕事一緒にさせていただいています。
2年前に企画したLINEの「楳図かずお 恐怖スタンプ」はお陰様で大好評!昨年に第2弾「楳図かずお 絶叫なのら~!」も発売することができました。

【恐怖の楳図ハウス】に話を戻しますと、LINE PLAYというのは、要するに、自分の分身となるアバターを作って、部屋にインテリアを置いて飾ったり、アバター友だちとゲームやダイアリー交換を楽しんだりできるアプリのことなのですが、【恐怖の楳図ハウス】のパーツをひとつずつ先生に監修していただいたのです。結構前からですよね? 1年くらい前から?

楳図:はい。

福田:このLINE PLAY、今、若者が熱心にやっているのです。

楳図:みたいですね。こういう寸詰まりで丸い顔のキャラクターがいっぱい出てくる。

LINE PLAYアバター

福田:寸詰まりの丸いキャラ(笑)。確かにLINE PLAYのキャラって基本、みんなかわいいですよね。キュートでかわいくて、ピンクや白のものが多いのですけど、「楳図ハウス」だけはタッチが圧倒的に違う! ほかのキュートキャラがちょっと入ってこられない雰囲気なのです。

楳図:「楳図ハウス」がぽつんと置かれておりまして、周りにいろいろ恐怖のキャラクターがズラーッと散らばっているように並んでいるのです。このキャラクターはもしかしたら真ん中にどんと座っている楳図ハウスの中から出てきたものかもしれないって……、そういうふうに考えていただいてもいいですよね。

福田:*漂流教室』の関谷(給食のおじさん)が、「ガタガタロッカー」に入っていますからね(笑)。

(*1972年「少年サンデー」小学館)

楳図かずおインタビュー
恐怖漫画家・楳図かずお デジタルお化け屋敷をプロデュース!

楳図:動きがありますよね。関谷がガタガタいっていたり、『*猫目小僧』がパッと飛んできたりとか、動いているところが違います。一見かわいく作られているけど恐いので、「可愛いい(かわいい)」というより「恐いい(こわいい)」(恐い+可愛いい=恐いい)という言葉が似合います。

(*1967年「少年画報」少年画報社)

福田:「恐いい(こわいい)!」

楳図:「恐いい」感じでいいですよね。

福田:こうやってお話伺っていると、先生がおっしゃっていることは一貫していますよね。「動きがあるように」っておっしゃること多いじゃないですか。

楳図:動きがあるのは大事です。*映画でもイチエ(主人公の母)が最後ターミネーター走りをします。デデデッと走ります。やっぱりあれが入らないと見ている方、納得してくださらないので。

(*楳図かずお初映画監督作品『マザー』9月27日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー)

福田:恐いのですよね、あの速度が。

楳図:そうなのです。だからこのLINE PLAYでもそういう動きにはこだわりました。関谷動いていますし。