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やりたいことは曲げない・妥協もしない

「食べチョク」創業者に聞く、一次産業×ITが解決する社会課題とは?   Talked.jp

福田:じゃあ、70回はよかったんですね。

秋元:本当によかったです。いただいたフィードバックを踏まえて、事業計画を見つめ直し、課題を改善することができました。最初の時は断られたけれど、あとで投資をしてくださった方もいます。それはやっぱり、最初とは事業計画の精度が上がって、短期間で変わった変化を見ていただいたからなんですよね。

福田:ちゃんと見ていてくれた、と。

秋元:はい。見て下さっていましたね。

福田:そこに感情的なわだかまりはないんですね。「最初は断ったじゃん」みたいな。自分だったら、言いそうだなと思って(苦笑)

秋元:一切なかったですね。その時は社員もいたので……。断られ続けていても、みんなも自信をなくしてしまうからネガティブなことは言えないし。社員には「資金調達は絶対に成功させる」と言っていました。でも口座の現金は減っていくので、時限爆弾を抱えながらみたいな感じで、「なんとしてでもこの条件で調達したい!」と思っていました。

福田:ああ、苦しいですよね。経営者にとってお金の問題は、ときに自分の精神を追い詰める時がありますよね。

秋元:そうですね。もちろんお金も大事ですが、一方でお金だけが目的になってしまうと、自分がやりたいことを曲げてしまったり、条件もちょっと妥協してしまったりして、後々苦しむとか。そういう話をよく聞いていたので、「それだけはしない」と決めていました。だからこそ長引いたんですけども、最後はいい条件でまとめることができたのかな、と思っています。

福田:素晴らしい。もうこれからは、資金調達するのに本当に困らないですね。しっかりとノウハウを身につけておられるから。

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