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クラウドファンディング総まとめ

福田:山本さん、さっき2010年とおっしゃいましたけど、2010年に日本でクラウドファンディングに注目されていた方って、ほとんどいないですよね。

山本:そうですね。日本でクラウドファンディングのプラットフフォームができたのは、一番、早いところで2011年3月に、レディーフォーというところですね。

福田:レディーフォーが一番、最初だったんですか。

山本:そうですね。一応そう言われています。なので、水面下で注目していた人は多分、2010年ぐらいからいたんじゃないかなという気はします。

福田:2011年3月の震災後にジャストギビングが注目され始めましたよね。人道的な寄付を集めるための信頼あるプラットフォームというか、僕なんか、そういうイメージから入っているんですけど、その理解は正しいですか。

山本:そうですね。沼田さんのところは2011年の7月でしたっけ。

沼田:はい。ちなみに僕もクラウドファンディングに注目したのは2010年でした。

山本:やはり震災の後、単にお金をまるっと寄付するだけじゃなくって、どうやったら本当の支援ができるのかと考える人が増え、それとクラウドファンディングが結び付いて、まず最初に盛り上がったというところはあると思います。

福田:以前、ジャストギビング(現ジャパンギビング)の佐藤大吾理事長に聞いたときに、寄付というと日本の場合はどうしてもは駅前で子どもが「寄付、お願いします」と集めているイメージがある。でも、本当に必要な人のところにいくのかなって。実際、震災があったとき、名だたる団体のお金の流通経路がいろいろネットで暴露されたんですが、6割も手数料取って4割しか相手先にお金がいかないケースもありました。少額寄付している人にとっては1万円寄付したら本当に1万円いってほしいわけで、そういう問題が解消されるというところからクラウドファンディングは注目されたわけです。