SNSを活用して、人に夢を与えるモデルになれ 実業家 福田淳@第1回サトルジャパンSNS講座【前編】

各SNSの現状は?

FACEBOOK

さて、SNSにはそれぞれ特性があります。その代表格はFacebookだと思うのですが、実は日本ではやっている人がまだまだ少ないんですね。全世界で利用者が16.5億人もいるのに、日本では2500万人程度です。しかも月に1回でも稼働させている人となると1800万人ぐらいしかいません。投稿数も減ってますね。これは、先ほど言った「ライブ感覚」の有無が関係していると思うんです。Facebookには「昨年の私」みたいな1年前の投稿が自動的に再掲載される機能があるのですが、これ、ライブではなく、ライブラリーっぽいですよね。僕の場合、改めてそんな記事読まされても、別にろくな活動してないので、全然面白くない。もっとエモーションそそるようなサービスが出てこなければ、Facebookは今後も人気落ちていくと予想しています。*

*その後、facebookライブが始まり、人気が盛り返している。

Twitter

Twitterは日本とアメリカだけ伸びているんですね。自分の好きな人のつぶやきをフォローするので、例えば、ニースでテロがあったとか、ロシアがオリンピックに出られなくなったとか、自分だけではよく理解できない難しい世の中の事象に際した時も、Twitterを見れば、誰かの脳みそ経由で噛み砕かれたつぶやきを読むことができる。よくTwitterからデマが発生すると批判されますが、信じる信じないは自分なので、何をどういう理由で支持するかについては、その都度、熟慮が必要だと思います。朝日新聞の従軍慰安婦問題などに触れると、昔、新聞読んでてそれを疑う人いなかったけど、これは嘘か本当かわからないって前提で読まざるを得ないんだなと痛感させられます。ただ、あらゆる情報が瞬時に出るというのは決して悪いことではなく、むしろ情報のデリバリーとしては正しいと思うので、Twitterというのは非常にいいメディアだなと受け止めてます。

インスタグラム

今、日本のSNSはLINEとインスタグラムの組み合わせが主流だと思うのですが、それでもインスタは800万人程度なんですね。というのも、男がほとんど使ってないんですよ。インスタグラムには何となくキラキラして女子っぽいイメージがあるせいだと思うのですが。僕は今まで12年、様々なニューメディアを見てきましたが、男だけ、女だけ、もしくは、ある特定の年齢層だけしか使えないメディアって、長生きできない傾向にあるんですよね。でも、とりあえず、今のところは、インスタグラムはうまく使いこなした方がいいと思います。

こないだ、中年の上司がインスタグラムをやるとダサくてしょうがないっていう座談会があったんですよ。ただ飲みに行っただけなのに、ハッシュタグに「♯居酒屋部」とか、「部」って入れるのがイラっとくるって(笑)。でも、それ、ついこないだまで女子がやっていたことですよね。中年は、いろんなことがちょっとずつ遅れてくるんですよ。

恐らく、今、皆さんが一番関心あるのも、インスタグラムだと思うんですけども、アメリカのティーンにインタビューすると「もうダサイ」らしいです。「なんでダサイの?」って聞いたら、「きれいに加工した写真をアップするなんて、過去のライブラリーと同じでつまらない」そうなんです。メディアの足が本当に速くなっているんですね。

スナチャ

ロサンゼルスの女の子に人気なのは、Snapchat、スナチャですね。「今この瞬間の写真だから、がさつでもそっちのほうが共有感があって楽しい」ってみんな、夢中でやってます。その使い方は、非常にLINEに似てて、face swappingって言うんですけども、面白い顔のフィルター掛けたり顔交換したり。それだけじゃなくて、チャット部分もすごい使ってるんですよ。「1回読んだら消える」っていうんで、LINEよりもすごいスピードでやってるんですよね。だから、アメリカではLINEはあまり普及してないんですよね。日本では、スナチャに似たSNOWっていうのが流行っていますよね。 

いかに自分らしい表現ができるか

メディアには多かれ少なかれ、「早い」「遅い」があります。この10年間で言うと、7、8年前はmixiが注目だったんですよ。それが5、6年前はGREE、モバゲーやってないとダサいっていうことになって、今はFacebookとLINEとインスタグラムが主流です。恐らく5、6年後は、「まだインスタグラムやってるんだ、ダサー」となっているかもしれませんね。もっと小さな流れで言うと、昨年、中高生に人気だったMixChannelは、既にもう「遅い」そうです。漫画カメラなんかも、一瞬でなくなりましたし、本当にその消費が早い。

そうなると、新しいメディアが出てきた時に、そのアプリなり何なりを使って、いかに自分らしい表現ができるかっていうのがポイントになります。「新しいものにはあまり興味がない」という傾向は特に僕世代の中年には多く見られるんですが、例えば、『ポケモンGO』がはやれば、僕なんか全然ゲームも好きじゃないし、ソーシャルゲームもやったことないんですけど、一応やるんですね。でも、Facebook見ると、3割ぐらいの人、特に中年が「『ポケモンGO』 なんてやる人の気持ちが分からない」って嘆いているんです。その拒絶反応自体を否定するつもりはないけど、別にわざわざSNSで書かなくていいじゃないかと思うんですよね。静かにやめてりゃいいんですよ。でも、われわれ、エンターテインメント業界では、何か新しいことに挑戦する人のほうがフレッシュに見えるということも単純にあると思うんで、触ってみても損はないかなと思います。

フォロワー1万人を目指す

ちなみに、僕はFacebookで2000人、Twitterでも2000人ぐらいのフォロワーがいます。インスタグラムはクローズしているので400〜500人ですかね。フォロワー4500人って数字は、会社の社長やっているビジネスマンとしては、少ないかもしれませんね。何か新しいメディアが始まったら、フォロワー1万人ぐらいを目指してやると、そのコミュニティーの中で自分の意見が通ったり、何か仕事のときに「見てますよ」って言われたり、それなりの成果が得られるのかなという感じは持ってます。