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生産者との対話で価値観が変わる

「食べチョク」創業者に聞く、一次産業×ITが解決する社会課題とは?   Talked.jp

福田:先程、秋元さんは、数字を分析するのが好きだっておっしゃっていたんですけど。生産者さんのところに行って、インタビューというか、人と会って深いところを聞いていくのもお好きなんですか?

秋元:はい。生産者さんとお話するのは大好きです。生産者さんとはすごく合うというか、波長が合うので好きですね。

福田:それは、職人的な部分で。

秋元:そうですね。豊かな価値観を持っていらっしゃる方がおおく、新たな価値観や自分の固定概念に気付くというか。例えば離島の生産者さんとお話した時「天気が悪いと宅急便が1週間に1回しか来ない」とか。「じゃあ、宅配もすぐ届かないんですね」みたいな話をしていたら、「でも宅急便とかが来ないから、目の前の作物や目の前の人に集中できて、すごく幸せなんだ」って。その人は東京から移住されたんですけど。だからハッと思って。「不便=ネガティブ」に捉えていたなとか。自分が東京で暮らしていて、勝手に抱いている固定概念が覆される体験があるので、とても面白いです。

福田:どこに光を当てるかっていう。

秋元:そうですね。小規模の方が多いので。それぞれの生産者さんのこだわりを「何でやってるんだろう?」と質問すると、意外な回答が返ってくることもあり発見が多いので好きですね。逆にテレビに出るのは本当に向いていないと思います。

福田:そうですよね。あれは慣れませんよね。

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