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「食べチョクTシャツ」で信頼を獲得

「食べチョク」創業者に聞く、一次産業×ITが解決する社会課題とは?  Talked.jp

福田:僕は30代のとき、ソニー・ピクチャーズエンタテイント(コロンビア映画社)というハリウッドの映画会社で、新規事業の担当役員だったんです。自分は安全地帯にいて、それなりにいい給料をもらって、「そのプラン弱いなぁ」とか言ってたほうなんですよ。言い方、なんですけれども……。でも、その後ソニーの中で社内ベンチャー起業をしてオペレーションをやるようになった時に、理屈は完璧で「よし、始めるぞ!」となって。でも初年度の売上は「え、これだけ?」って、自分の能力のなさに愕然としましたよね。予算の10分の1くらいの売り上げしか上げられなかった。「あぁ、やっちゃったなぁ」と思ったんですけど、翌年、あるコンテンツが大ヒットしたのをきっかけに、以降はずっと黒字になったんですけどね。あれはびっくりしました。経営って難しいんだと、めっちゃジタバタしましたよ。
だから、秋元さんみたいに、こんなにスマートな経営者の方がいらして、どういうコツがあるのかと関心をもったわけです。

秋元:そうですね……。私自身はあまり「ザ・起業家」みたいなタイプではなくて、リスクを考えて動けなくなってしまうタイプなんです。ずっと金融系を志望していて、親からも「公務員か銀行員になれ」と言われていたので、安定志向がもともと強くて。だからこそリスクを気にするので、大事故は起こさないんですよね。なんですけど、大きいリスクを取りに行かないと大きなリターンがないことも多い。なので「これは取るべきリスクだ」というのを、もう自分に言い聞かせて取りに行きますね。そして「今リスクを取れているのかな」と、日々、自分会議をします。

福田:面白いですね。また秋元さんは本気度を示すために「食べチョクTシャツ」を365日きてらっしゃるとお伺いしました。今日も着ていらっしゃいますね。

秋元:はい。この「食べチョクTシャツ」を着始めて、もう丸3年が経ちました。今はおかげさまでこのスタイルが定着して、信頼にもつながっています。

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