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キャリアのスタートは「会計士」

“観る”から“聴く”へ Voicyが変える、音声メディアの未来  Talked.jp

福田:お会いしたのは今日で2回目ですよね。読者のみなさんも、ここまでのお話ですでに「面白い!」と思っておられるでしょうけれども、僕も最初にお目にかかった時の緒方さんのインパクトがもう、すごすぎて。「面白い人だなあ」と思ってお話を聞いていたら、やはり関西の人でした。僕も関西人なのですけど、僕は自分の会社のスタッフを採用する際に、美大出身か関西人しか採らないという、極端な採用基準を設けているので、非常に難関になっているのですけど(笑) 理由は「話が早い」という点と、「つねに動いている」という点。今日、お久しぶりに、緒方さんの関西パワーを浴びているのですけど、関西はどちらの生まれですか?

緒方:僕は兵庫県です。中高が神戸で、大学が大阪です。

福田:完璧ですね(笑) 起業家として事業を起こす以前のご経歴は、たしか全然、違うのでしたよね?

緒方:はい。僕は、初めは公認会計士です。会計士って、人によっては公務員のように、「資格を取って安パイ」という人もいるのですけど(自分の場合は)どちらかというと、いつでも帰ってこられるから自由になれるという、キャリアパスとして捉えていました。あとは、多くの会社の裏話が聞けるわけです。いろいろな会社に行って、目の前で不正をするおじさんに気づかないフリをしながら、できるだけ尻尾を踏むまでヒアリングをするとか。

福田:(笑)

緒方:将来、会社にはこういうリスクが起きるのかもしれないんだな、ということをいろいろ検証していました。それはすごい、面白かったです。

福田:会社そのものを知るツールだったわけですね。

緒方:それも大阪で働いていたので、29歳まではずっと関西です。

福田:意外ですね。そこから「世界一周するで~」と旅に出られたのは以前伺いました。

緒方:はい。それが、その29歳のタイミングで、もう別のことをしたいなと思って。仕事をやめて1年間ずっと、旅をしていました。ぐるっと。

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