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憧れは『ワイルド・スピード』

リケジョ・武道家・女優リーナ・リー  Talked.jp

福田:そして、今年オンエアとなった「LEXUS IS」のCMのハンドルさばきには、驚かされました。

 

リーナ:ありがとうございます。光栄なことに、去年から「ROOKIE RACING」という、モリゾウ選手が所属しているチームのレースクイーンをやらせていただいているんです。それまでレースって、見たことがなかったんですね。でも現場に行って24時間ずっと走っている車を見ていると、やっぱり故障するんだなぁとわかって。水素エンジンの車が24時間走り切ったり、そういう場面を見ていると、車だけでは成り立たないし、選手だけでも成り立たないし、エンジニアの人がいつどこが壊れたかなどを細かく分析しているという「真ん中のストーリーが大事なんだな」ということにも気付きました。そんなふうに探りながら行われる現場が楽しくて。時速300キロを越えるスピードで走るんですけど、私はもともと工学部というのもあってそこに興味が湧いて。

福田:工学部ということを言わないでも、生まれから、環境から、ずっと科学的に物事を見る系統の人ですよ(笑)

リーナ:レーサーの方に、「今、車はどういう状態ですか?」とか「エンジンはどんな感じですか?」などを質問させていただくと、専門的なことまで教えていただけるので、それで車のことが、「面白い!」となりました。だから運転できるようになりたいなと思って。

福田:CMのためじゃなく、純粋に興味が湧いたわけですね。僕は、あのかっこいい運転の演技をするために免許を取ったのかなと思った。

リーナ:偶然です。「車に乗りたい! マニュアル車運転がしたい!」と思って。カーレースの映画も、いつかやってみたいと思うようになりました。『ワイルド・スピード』(*4)みたいな…。そのためには免許がないと。

福田:『ワイルド・スピード』! たしかに合うね! むしろハリウッドのほうが合うよね。リーナの仕事の場としては。

リーナ:私も、合うと自分で思います。

福田:その方向、感じるものがありました。リーナの場合は、年齢に関係なく、いろいろな役を演じ続けられる人だと確信しています。日本の芸能の課題についてしつこいんですけど、若くてかわいい女優さんは、若くなくなったら商品価値がないと思われがちじゃないですか。

リーナ:(大きく頷く)

福田:そういうことが多すぎて、せっかく発掘した才能を伸ばす力が失われている。全体として地盤沈下して、ハリウッドどころか韓国にも負けている。たとえばイスラエルは水が豊富じゃないから農業を頑張って、今や農業大国なんですよ。今や日本の数倍、作物ができる。「あんなカラカラの土地で」ってみんな思うかもしれないけど、ないから頑張るわけですよね。そういうことで言うと芸能も同じで、本当にスキルのある方はリーナのようにフリーになるべきですね。

(*4)アクション映画を中心としたメディア・フランチャイズ。短編映画、テレビシリーズ、ライブショー、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクションなども含まれる

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