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コロナ禍、無料チャットアプリブームの中国

AI姉さんに学ぶ! 中国デジタル事情

福田:あと、コロナ禍での中国情報をお聞きしたいです。企業はどうなっていますか? 

國本:中国こそ、あまりリモートワークではなかったというのがあり、Slackのようなチャットツールがかなり伸びました。テンセント、アリババ、"ByteDance"(バイトダンス)もコミュニケーションツールを出し、全世界にも無料で展開されるキャンペーンをやっていました。スラックとズームと、全部が揃ったようなコラボレーションアプリのイメージです。面白いのが、このByteDanceから出ているツール、ZOOMのような画面があるんですけれども、日英翻訳も自動で付いています。アメリカ人とやり取りをしても、リアルタイムで英語翻訳が出てくるようなものです。

福田:なんというチャットアプリですか?

國本:“Lark”(ラーク)というアプリです。日本だとZOOMとかG Suiteとかいろんなツールは一部有料ですが、中国ではコロナ期間中に無料で展開したことが圧倒的に広がっていきましたね。

福田:日本人はその潮流をあまり知らないですね。Lark、初めて聞きました。耳に入ってきそうなのに。

國本:アリババで働いている友人も話していましたが、アリババはDingTalkを使っていて、誰かがスラックのようにチャットを送った際、返信がなかったらすぐにリマインドが自動で送られてきます。

福田:「誰か何か言ってますよー」「答えてあげてくださーい」みたいな。

國本:はい。AIから自動的に電話がくるイメージですね。

福田:せわしいですね(笑)。

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