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あらゆる人と出会えるのが銀行

ビジネスエリートを幸せにするコーチング  Talked.jp

福田:新卒で入社されたのは、どちらの銀行ですか?

山﨑:三菱信託銀行です。

福田:最初から超一流ですね。

山﨑:父の勧めです。父に就職の相談をしたときに「直子は何をやりたいんだ?」と聞かれて。結婚したら家に入ってしまうわけだから、それまでの間、「自分の成長のためにも、とにかく不特定多数のいろいろな人に会いたい。できれば地球上のあらゆるところに行って、一人でも多くの人に会いたい」って言ったんですよ。B to Bで限られた相手にしか会えないというのではつまらないとね。そうしたら父が、「だったら、銀行はよいぞ」と。

福田:おお、その選択もすごい。

山﨑:父は銀行員で、その働きぶりを見てきたので、さすがに銀行勤めは……と思っていたのです。でも、「お金を通してあらゆる業界の人と知り合えるし、深い付き合いにもなる」と。あらゆる業種の方が銀行を訪れるし、しかもお金ってものごとの根幹だから、顧客も真剣です。本音も含めて全部見える。だから、「ああ、なるほど」と。それで銀行が第一志望に急上昇でした(笑)

福田:確かに! 銀行だからこそ、普通の生活圏内では知り合えないようないろいろな人に出会えますね。お金がものごとの根幹であるというのは、当たり前なんですけどユニークな世界観ですね。
日本人って、一般的にお金の話が苦手だし、なんならちょっと避けて通りたい!みたいな気持ちがあるじゃないですか。よくクリエイターの方と対談させていただくんですけど、「お金の話は苦手で」みたいな人が多い。根本に、「お金の話はあまり品が良くない」という、日本独特のおかしな感覚があるんでしょうか。「こういうイベントを企画してください」「じゃあ1億円です」「え、お金の話をするんですか?」っていうね。いやいや、クリエイティブの話もするけれど、同時にお金の話もしないと。でもなぜかクリエイティブが上位概念で、お金は「もうちょっと下の位置づけ」っていう人が多いんですよ。

山﨑:多いですね。

福田:たとえば、値段の高いビジネスコンサル料金って1時間あたり200-300万円だったりします。それを聞くと、みんな「え!?」って驚くんです。まだまだ値段と物体というものに感覚が紐づいていて、脳が新しい価値に対応していない。 だから、人のノウハウを教えてもらったり、コーチング、アドバイスしてもらうことに意義を見出せない人がまだまだ多いのです。でも、実際は専門家しかもってない知識に金銭価値がすごくある時代だと思います。
山﨑さんは、どのようなお客さんと出会って、今の仕事に結びついていったのでしょうか?

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