「話が面白いヤツがモテる」ようにしたい
緒方:関西の話に戻りますけど、Voicyをやったのも、ひとつは関西の血が流れているので、「話が面白いやつが一番モテる」だったのですよ。とくに関西はそうじゃないですか。
福田:あー。絶対にそうですよ!(笑) そう考えると、東京って何でしょうね?
緒方:東京にきたら、顔が良くて気取っているやつのほうがモテるんだなぁと。相手を喜ばすみたいな精神が小さいころからある人が残っていくので、関西人のほうがビジネスが強かったりするのだと思うのですけれど。この「話が面白いやつが一番イケてる」をもう日本中、全部できたらいいなと思って。
福田:それはねえ。首都を関西にするしかないのですよ(笑)
緒方:僕は、それでVoicyを起ち上げることで、みんな話の面白い人が日本全国出るから、「これは、いけるのかな」と思っていました。
福田:たしかに! 西野亮廣さんのコンテンツも面白いですよね。僕は西野さんは、YouTubeよりもVoicyのほうが入ってきます。最近はYouTubeも音声だけ聞いている人が多いというのも、分からなくはないですけれど。やはり、Voicyに取って替わる時代がくると思う。だってYouTubeだって、ブレイクするまではまあまあ時間がかかりますよ? 僕は芸能事務所をやっているので、YouTubeとTikTokの違いみたいなことをタレントから聞かれたりするのですけど。一昨年くらいに、吉本の芸人さんの多くが「YouTuberになります」と言って、みんなYouTuberになったではないですか。でも、チャンネル登録者100万人超えの人なんてひと握りで、ほとんどの人はそうはいかないわけですよ。YouTuberと最初に呼ばれていた集団の人たちというのは、やはり3年とか5年をかけて登録者数を100万人にしているわけですよね。そう考えたら、テレビのオーディションに受かる以上に難しいかも知れませんよ。