小さなことが幸せ
福田:では、最後に、僕ら日本にいて、どれぐらいのことが出来るか全然分かんないですけど、もっとこうしてほしいってリクエストありますかね。
栗山:ないですね。もうありがたいの一言で。
福田:このプロジェクトでは、仕事とかではなく自主的なものです。だから、気が合う中のお友達が増えて、またその抽選で来てくださる方、さんぽ会でも何でもイベントのときでも、ユニークな人が多いんです。毎回支援してくださる方、来れなかったらそれ寄付してくれる方もあり、何か不思議で、絶対僕なんか普段の仕事とか生活で会わないような方々とお会いできます。
栗山:でも、本当にもう何年も何年も、支えられて支えられて。
福田:こちらこそ、そういうかかわりを持てたことは幸せです。エンターテインメントの仕事はモノ作りと違ってストーリーテリングしていく、神話を作る作業なんですよ。 いっぽうで、インターネットの世界は本当に漫画みたいなんですけど、お金目的のためだけにやっている人も正直多いんですよ。ビル・ゲイツぐらい成功しないと気が付かないのかっていうと、意外とそういう側面があって、こつんと何か感じないと、金儲けの世界から変われないのだと思います。「あっ、おれ何やっているんだろう」と。だってお金って何も解決してくれないんですよ。やっぱり人の生活の潤いは愛だったり生きがいだったりするわけでしょう。人生はそれに気付くプロセスだと思うんです。そういうことをプラ子ちゃんのあのブログは教えてくれるし、かかわっている人たちもそういう感度が高い人が多い。本当に、また関係を持てるっていうのはうれしいことだと思います。
栗山:もうありがたいの一言で、何年も何年も良くしてもらって。
福田:モザンビークに行って人としてなにか変わりましたか?
栗山:毎日、嫌なことが起こるのが当たり前なんですよ。裏切られたりとかお金をだまされたりとか、押し倒されて買ったものを盗まれたりとか。そういうのが当たり前になってくると、逆にちょっとしたことが超うれしいんですよね。小さなことで幸せを感じられるようになりましたよね。
福田:それがメインテーマですね。ペイ・フォワードですよ。幸せを指南することは難しくって、やっぱり自分を感じる力なのかもしれないね 。
栗山:ですね。本当にありがとうございました。
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プラ子、旅する。アフリカ行って幸せ力ついた![前編]