SNSを活用して、人に夢を与える
モデルになれ【前編】

司会：本日は第1回目サトルジャパンSNS講座にお集まりいただき、ありがとうございます。長い歴史を持つサトルジャパンは、外国人、日本人合わせて総勢150名ほど在籍するモデル事務所です。ハイファッションからコマーシャルまで幅広い分野でのプロモーション活動を行っていますが、今や個人のSNSを介したプロモーション活動がとても重要になっています。インターネットが生活に欠かせないものになり、携帯やスマホが当たり前のように自分の一部として存在している現在、モデルやタレントを抱えた業界でも、その関わり方自体が大きな課題になっています。
これから行っていただく講義は、個人のプロモーションツールであるソーシャル・ネットワーク・サービス、SNSの正しい使い方です。「何となくわかっている」状態から「ちゃんと使いこなせる」というレベルに向けた第一歩として、今回は日本を代表するITキーパーソンのお一人、ソニー・デジタルエンタテインメントの社長、福田淳様にお話しいただきたいと思います。

福田：よろしくお願いします。

司会：福田淳様はスカパー衛星放送アニマックス等、多数のニューメディア立ち上げに関わり、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、バイスプレジデントを経て、2007年4月にソニー・デジタルエンタテインメントを創業、キャラクター・コンテンツの配信で大成功を収めました。過去には文化庁コンテンツ調査会委員、総務省メディアソフト研究会委員等に歴任され、『日経ウェブカンパニー』(2000年)では、『21世紀をよむITキーパーソン51人』の1人に選出されました。今や、日本を代表するカリスマ・マーケターとしてますます活躍の場を広げておられます。

福田：『日経ウェブ』で21世紀の51人に選ばれたのは、20世紀の終わりごろなんですけど、先日オフィスの引っ越しがあって、その雑誌が出てきたんですよ。そしたら、21世紀になってもITで生き延びてる人、51人のうち僕含めて3人しかいなかったんです。恐ろしいですよね、IT業界って（笑）。「日経新聞も適当に次世代の50人を選んでいるな」と言われないように、きょうは話をしていきたいと思います。