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“月曜瞑想”のすすめ

お寺が改革する”デジタル・ウェルビーイング”の世界

福田:僕は今、ハイテク農業のビジネスなどで東京・沖縄の二拠点生活なのですが、東凌さんのご著書『心と頭が軽くなる 週はじめの新習慣 月曜瞑想』(アスコム)をKindleで拝読しました。

伊藤:ありがとうございます。

福田:毎朝、海まで散歩に行くんですけど、ご著書を読んで、呼吸法が大事だなと思いました。ありきたりな感想ですけど、やっぱり東京にいると、呼吸が浅くなります。

伊藤:空間性との呼吸の深さの関係は、今後研究がなされていくのではないかと思います。単純に、限られた場所で壁や天井に囲まれていると、呼吸は知らずと狭く浅くなりますし。沖縄のような空とか海があれば、それは全然違いますよ。

福田:コロナになって、息を深く吸うことがとても重要なことだという認識が、また偶然重なってきたわけじゃないですか。息ができることの幸せ、ですよね。ご著書は、マインドフルネスに全然関心ないに人も、「チャプター1だけでも読んで」と薦めています。読んでから経済とか政治の話をすると、ちょっと違うんじゃないかなと思って。それに、呼吸の大切さ、深く息を吸うことの感覚を分かっていたら、「重症じゃないなら、1人でうちにいてくださいね」なんて施策は取れないでしょう? それに『月曜瞑想』という、“月曜”っていうキーワードが、ビジネスマンにピンときます。僕のような自由業から言うと、月曜も火曜も日曜もあまり変わらないわけなんですけど、ビジネスマンには月曜日にスイッチを変えなきゃいけない曜日ですよね。

伊藤:本当は毎日瞑想することを薦めたいのですけど、それを言わると「ハードル高いですね」で終わってしまうので……。まずは週1回の習慣で何曜日を選ぼうかと思いましたけど、おっしゃったように、まずは多くの人にとって週のはじめととらえるなら月曜かな、と。朝ちょっとリセットして、再起動させて、という。

福田:スマホをつけずに心身をリセットして、頭の中のアプリをシャットダウンして、というような一文がありましたね。あれは分かりやすかったです。

伊藤:実践的に使ってもらうためにどう表現するか、今回は徹底しました。

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