SNSを活用して、人に夢を与えるモデルになれ 実業家 福田淳@第1回サトルジャパンSNS講座【後編】

アイコンはどうする?

さて、いよいよ実務に入っていきたいと思います。まず、アイコンについて。皆さんの場合、特に自分の顔が最大のブランディングなので、あまりいないと思いますが、アイコンに対して遠い人がいるんです。よく海でピシャッとポージング取ってたり、ピュッとインフィニティ・プールでやったりする写真をアイコンにしている人いますが、拡大すれば、ちゃんとしてんのかもしれませんけど、そのままだと何のことか分からない。やっぱり顔です。角度など自分の顔については多分、皆さんのほうがわかっていると思うんですけど、あまり季節感のないもの、オールシーズン分かる状態の顔のできるだけアップのものが視認性が高くてみんなの印象に残りやすいっていうのは、調査結果でも出てます。素人ならお母さんと写ってたり、おじいちゃんと写ってたりしてるのもいいんですけど、一つの仕事として捉えたときは、アイコンは目いっぱいデザインしたものを使ってください。

2番目に大事なのは1年間変えないこと。アイコンはもうセルフブランディングなんです。例えば企業を例にすると、味の素はロゴを簡単には変えないわけですね。アイコンをころころ変えていると、「あの人だ」と認識されづらいんで、なかなか『いいね!』もしてもらえない。タナイさんならタナイさんだなって常に分かる状態にするためには、アイコンはしばらく変えないことが大切です。

3番目は、そうはいっても盛りたいときもありますよね。世の中に乗っていかなきゃいけないこともある。パリで追悼があるとか、レズビアン・ゲイの人たちと共鳴しようっていうときにスキンが変わったり、いろんなことありますね。例えば、Facebookのアイコンが動画が使えますといったときに、Snapchatの動画をいち早く、プワーンなんてハートが出てくるものにする人っていうのは非常にセンスの高い人ですけども。ただ、はやりものってすぐ廃れます。『ポケモンGO』の写真だって、もう年末には何もないと思いますんで、アイコンを変えた場合もそれをずっと1年間やるんじゃなくて、一番の旬のうちにピャッと変えて、2週間ぐらいで下げる。ここら辺を分かってるとトレンドの人だなって思ってもらえるはずです。

参考までに「ローラのセルフィーテクニック15選」を読んでおいてください。

お薦め写真加工アプリは?

ここでちょっと宣伝になりますが、ソニー・デジタルが提供してる写真加工アプリ「PopCam」。

これは一番最初、梨花ちゃんが使ってくれて、次にAKBの人たちが使ったら、他のメンバーもほぼ全員が使って、世界45カ国でトップテンに入ったアプリで、飾り系ですね。ぜひ使ってみてください。

今、はやってるのは、「Prisma」。
この1カ月間ぐらいは、これの写真、必ず見ますね。撮ったものを3DCGみたいに加工できちゃうんですね。

「Slim line」は痩せて見せるっていって、これ、お使いになってる方、いるかもしれない。

「BeautyPlus」も、肌がきれいになるっていうんで、割と女の子、使ってますね。

「PhotoCheck」も優れています。今ある自分の写真のライブラリーの中で地図情報が入ってるものを全部見つけ出して、きれいに除去して、もう一回保存し直してくれるんですよ。こないだ、Twitterとか、位置情報を消してるのにストーカーが来るっていう相談があったんですね。実は、普通にスマホの写真撮る時の設定で「位置情報つけない」としていても、ストーカーは「Exif」という埋め込まれた位置情報を読み込んで場所を特定してしまうんですね。でも、このPhotoCheck使えば、その大元の情報も消してしまえるんです。まさに、魔法のアプリですよね。これ、昔で言ったら、浮気で使えるとか、そういうことかもしれませんね。全然違う場所の情報を付けられるんで、ちょっと事務所に言ったらやばいから、ここにいたことにしようっていうときは、こういうふうなの、使ってもらったらいいかなと。

Snapchat、これはやってる方多いかもしれませんけど、やっぱり顔認識がすごいんですね。目の端と口の端と、8カ所の人間の点を捉えて、face swappingしていくんですけども。もうアメリカでは、マクドナルドのジングルがワーッと2秒半出るとか、『スーパーマン』が出るとかいうと、広告費が月に7000万円なんですよ。ちなみにLINEが4週間で広告出すと4000万なんですね。もうテレビの番組持つのと同じぐらい高価なんですけど、Snapchatはすごく人気があって、そういうのが日本にも来つつあると。

Snapchatでできることは、いろんな変顔なんですけども。そんなSNOWほど猛烈じゃないんですけど、新しいフィルターが加わったり、これ、GPSと連動してるんで、アメリカ旅行行ったときだけ出るものとかあるんですよ。アメリカが一番活性化してるんで、アメリカに行ったら、日本にないものいっぱい出てくるんですけど、そういうときに必ず、撮って友達にも出すんでしょうけども、やっぱり保存もしといて、それをそのままインスタグラムに上げるというようなことをしてるかたが多いように聞いてます。

Snapchatには、GPSをオンにしてる限り、撮った写真で左側にスワイプすると、今、ベガスだよとか、東京だよとか、港区だよって出る機能があるんですけど、日本でやると超ダサイジングルが出てくるんですね。これはSnapchat社が有名な都市分だけ最初作ったからなんです。でも、この秋からこれが解禁になって、クリエーターが自分で地域情報の模様を作ることができるようになるので、自分が行きつけの美容室のマークだとか、かわいいイラストなんかも付けられるし、自分の遊び場になってる所なんかも付けられるようになります。このGeo Filterっていうのはこれからちょっとはやるんじゃないかなと。位置と自分とセルフィーみたいなものは、これからキーワードになってきそうですね。