logo

「存在感のない社長」になったワケ

経営者の在り方ってなんだ!?~投資家の琴線に触れるヒント  Talked.jp

福田:僕は家入さんに初めてお会いした時、「この方、すごい好きだな」と感じましてね。経営ストラテジストの坂之上洋子さんが、「私、家入さんって苦手な人かもと思っていたけど、実際にお目にかかったらめちゃくちゃいい人だった!」って。

家入:いやいや、ありがとうございます。

福田:…さっきの話じゃないですけども、経営者の圧、圧を感じさせるブランディングって、どうしたらいいんでしょうね。失礼ながら…家入さんは、圧はあまりなさそうなキャラといいますか(笑)

家入:いや僕、本当に存在感ないんですよ。社内にいるのに、「家入さん、どこ行ったの?」みたいな、誰にも気付かれなくて。僕、ここにいるんですけど(笑)

福田:ははは(笑)。でも、「存在感ないぐらいのほうがいいのかな」みたいなのはありますよね。この対談では、毎回ゲストの方の幼少期~青年期についてよく質問させていただくんですけども、家入さんの場合はいかがですか。「大人になったらこうなりたい」という、きっかけのようなもの。

家入:小中学生の頃というと、僕の場合は親がPC98とか88のパソコンを持っていて。「三国志」っていうゲームシリーズ(コーエーテクモゲームスが発売している歴史シミュレーションゲーム)があったんですけども。

福田:コーエーのね! ありました!

家入:あれで三国志にハマって、そこから「中国の歴史学者になりたい」っていう思いがずっとありました。小中学生の頃ですね。僕、いじめが原因で、中2から学校に行かなくなっちゃったので。

福田:家入さんが中2の頃というと、西暦何年くらいですか。

家入:僕は1978生まれなので、1990年くらいですね。

福田:世の中、景気がいい頃だ。

家入:そうです。小学生の時にファミコン、ミニ四駆、ビックリマンシールなどが出たのが僕の世代ですね。テレビもファミコンも、コンテンツが豊富だった時代です。

福田:でも、その時代で中国っていうのが、渋い趣味ですよね。三国志の影響で「中国面白いな」「戦国歴史面白いな」ってなったわけですか。

家入:そうですね。三国志に始まって、水滸伝とか、当時めちゃめちゃ読みまくっていたんです。横山光輝さんの世界を。

TOPへ