今だから言える、ピンチの話
高山:何回もつぶれそうになって。よくお金を貸してもらいましたよね。
福田:そう。だから「こんな面倒くさい会社はつぶれればいいのに」と思っていたんだけど(笑)、いつも危機を乗り越えるんだよね。
高山:一回本当にマジでヤバかったのが…。
福田:なんかあったね。
高山:700万の借金が出て、どうしようと思って方々に借りに行った時があったんです。それで叔父貴のところにも…。
福田:すごい勢いで走って来たよね。
高山:なぜか浜辺で待ち合わせをして。叔父貴は最初に「なんだ。どうした。金か?」「はい。金です」って。
福田:すぐにお金だと分かったんだよね。
高山:「いくらだ?」って聞いてくれて「いつまでだ?」「明日です」と。すぐに振り込んでくれたおかげで、あの時助かったんです。
福田:つい最近もそういう人がいた。「自分がつくった会社を突然クビになった。何十万円かすぐ貸して欲しい」という。みんないろんなことがあるんだよね。でも、そういう状況に陥っても、みんな力のある人だからね。
高山:自分の場合は、「借りる力」で乗り切ってきました。