高山：コロナとか関係なく、3カ年計画って立てるじゃないですか。自分は23歳から営業をやっていて、計画通りになったことが一度もないですから。

福田：僕も3カ年計画どころか、前職を辞めて自分の会社をやってきて、予算を立てたことがないんだよね。「じゃあ、どうやって経営しているんですか？」と驚かれたりするけど、3カ年立てているからといって経営が成り立っていない企業いっぱいあるから。実際、コロナとか読めないわけだし。今年になって急に「情報開示やめます」みたいな上場企業が増えているけど、「束になってかかっても読めてないな」と思うよ。こちらなんて行き当たりばったりでやっているから。

高山：自分も行き当たりばったりです。だから、理想とするタイプの一番立派な人が叔父貴なんですよ。

福田：立派じゃないよ。でも、「高山社長はどうしているかな？　会社はとっくにつぶれたかな？」と思っていたら(笑)、本を出すって聞いたから、会いたいなと思ったんだよね。元気にやっていてよかった。コロナで受発注が減ったというのはあるかもしれないけど、さっき聞いたTwitterでの映像の自主練はよかったね。

高山：自主練、よかったです。お金もかからないですもん。

福田：実際、誰がバックエンドを取ったり編集したりしているの？

高山：ニートの友人がやってくれるんです。

福田：ニートっていうどころか、むしろ仕事ができる（笑）

高山：自称映画監督ですが、動画なんか撮ったことない人なのに、元々センスがいいんですよ。絵を描いてもうまいし。

福田：その人、究極じゃない？　すごく才能があるのに、その才能を使わない。それも才能だね。

高山：才能ですね。でもそのTwitterで地味に人気が出たから、映像の仕事が来るようになって。大した稼ぎでは無いですが（笑）。

福田：大して稼いではいないけど、自称映画監督から映画監督になったんだね。