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「いい悪い」の判断は一切しない

ビジネスエリートを幸せにするコーチング  Talked.jp

山﨑:「自立」の話に戻りますが、コーチングをやっているときに、私は良いとか悪いとかの判断はしないんですね。コーチングとしては当たり前なのですが、きっと失敗するだろうなと思っても、自分が選んだんだったら、何でそちらを選んだのかということだけをしっかりと意味付けさせた上で、そちらに行っていただくんですよ。
なぜかというと、そちらに行ったら失敗するだろう、ダメだろうっていうのは、私の勝手な判断じゃないですか。そうすると、私の枠の中でしかその人の成功ってないんです。その人がそちらに行きたくて、その理由に本人が納得しているならやってみればいいと。当然、そこからまた枝葉が分かれるので、びっくりするようなところで一気に成功に繋がる、なんていうことはたくさんあるんですね。 コーチングの中ではその方自身から出た言葉を使ってフィードバックしていたり、自分の言葉で自分が納得したりしていくので、すごく腹に落ちるみたいなんです。

福田:それは「判断をしているのは自分」だからですね。

山﨑:そうです。かつ、私は絶対に否定しないので。「何でそうしたのですか? ああ、そういうことですね。でもご自身でそれがいいと思うならならやってみてください」って。もうそれしか言わない。そうすると、自分自身で「自分はこうやって決めたのか。決めて失敗だったんだから、何が原因?」というところから1回戻って、自分でその答えを探しに行く。私はそれをただお手伝いするだけ。それで、本人が「ああ、そこか」と気がつくまで繰り返します。

福田:突き放すことも大切なんですね。

山﨑:距離感を保つのは、とても重要です。近視眼的に見てしまうと、結局自分の枠の中にはめちゃうじゃないですか。だから、コーチングをやっていて本当に大事なのは、自分の主観では言わない、考えない、導かないっていうことです。

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