電話は最高にライブでいいメディア
福田:僕は最近はパワーポイントもイヤなんですよ。要は、すぐ話して、すぐできる方がいい。「電話は人の時間を邪魔する」というホリエモンさんの意見が話題になっていましたけども、僕は今、すごく電話を見直しているんです。zoomで何月何日何時何分に、というよりも、電話は最高にライブで、いいメディアじゃないかなって。嫌なら出なきゃいいわけですから、楽ですよね。アメリカ人と中国人が似ているところは、まず電話好きなところ。初めて会った人とも仕事ができる能力がある人って、アメリカ人と中国人に多いと思うんです。
守屋:たしかに、そうかもしれないですね。
福田:だから、僕がアフターコロナで危惧を持っているのは、なまじ時間があるから、スピード感に対して鈍感な人が増えるんじゃないかって。守屋さんみたいな電光石火のビジネスマンがどんどん増えたら、一気に中国に勝てるんじゃないかなぁ。
守屋:ちょうど今、テンセントと仕事をしようとしているアパレルのスタートアップがあるのですが、やっぱり彼らの販売力だったり、製造のネットワークだったり、力があるなぁと思います。やっぱり中国と取引してアジアを取るっていうはアリだなぁ、と。
福田:そうですよね。
守屋:やっぱり、日本からの距離、というのは重要な要素ですよね。