*******

Talked.jp

●●

1980年~:ブランドファッションの時代

また、その中でも特に今のブランディングのおおもとになるのは80年代、日本においてはバブルエコノミーの時に起きたわけなんですけども、1980年代にスーパーモデルの時代がやってきて、それは女優さんがファッションモデルに対して格が違うって見られた時代で、今ではそんな区別ないですけども、当時でいいますと、服を売るためにセリフもなくただほほ笑むっていうのは、私の仕事じゃないっていうのが女優さんの立場だったんですね。でも、そんな中からシンディー・クロフォードとかナオミ・キャンベルとか、リンダ・エヴァンジェリスタとか複数のスーパーモデルがスターになりました。スーパーモデル=ブランドの広告塔というイメージができたのもこの時代だと思います。また、1980年代はいろんなブランドがファッションショーをテレビ・雑誌でとりあげてもらうことで、ブランディングさせ格をあげ、服よりも原価が低くて利益率の良い香水や小物で売り上げをつくるビジネスモデルを作り上げました。さらにバックやその他商品化のライセンスビジネスで利益をさらに拡大していくということが起きました。

●●

1980年代は、スーパーモデルたちがブランドイメージをつくった

2010年~:ファストブランドの時代

現代の21世紀におきましては、ファストファッション、ファストブランドの時代で、H&M、ZARA、FOREVER21、UNIQLOなどが有名ですけども、これはインターネットの普及で誰でも安価にセンスのいいものが手に入る。ソーシャルメディアの普及によって、更にみんなが欲しいものじゃなくて、自分だけが欲しいもの、あるいはそういった服を組み合わせることによって、自分らしいライフスタイルをつくるような動きが出てきました。そういうものの一つのアピールの場として、Instagramでセルフィーを撮ったり、ブログなんかで情報を拡散するっていうのが一般的になっております。これはもうご承知の通りのことです。

●●

「自分だけの着こなし」をセルフィーし、SNSで拡散する