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『僕にいわせればビジネスも、「バンドやろうぜ!」ということ

ビジネスはロック。だから「バンドやろうぜ!」 Talked.jp

橘川:今僕が手掛けているものに、『未来フェス』(http://miraifes.jp)というのがあって。去年は夏に京都で2カ月やって、スローガンは『行き当たりバッチ』。プロボクサー日本チャンピオンもいれば、元JR西日本分社社長もいれば、そうそうたるメンバーが次から次に10分ずつプレゼンテーションをするんです。『行き当たりバッチリ』でもできるっていうので、例えば「100年企業の大喜利」をテーマにしたりして。国内には、100年企業が2万社もあるんですよ。

福田:そうなんですか。

橘川:赤福よりも古い伊勢の餅屋さんは、21代目とか。それで、京都でやった後に「俺もやりたい」っていうのが、兵庫県の丹波篠山から出たので、丹波でもやったんですよ。地元のそば屋のおやじとか、いろんなやつが10分ずつプレゼンするわけです。

福田:「全員参加のロック」ですね。ちょっとまとめますと、『ポンプ』が始まってから、橘川さんのコンセプトは変わっていない。そして19歳で決めたことが、実際に本当なのかと思ったら、今日のお話としては本当だったという。

橘川:だから「バンドやろうぜ」なんですよね。ビジネスをやるのも、バンドやろうぜっていう感じでね。

福田:なるほど。

橘川:「いい音出そうぜ」っていうのが、ビジネスでもある程度ね。

福田:いい音出そうぜ。いいですね。響きますね。

橘川:ビートルズって、やっぱり4人なんですね。これが大切で、ジョン・レノンが4人いたら、けんかになる。リンゴ・スターが4人いたって、何も始まらない。

福田:確かに(笑)。

橘川:だから、ジョンとポールとリンゴとジョージ・ハリスンの組み合わせがいいんですよ。それで初めてハーモニーになるでしょ。だから同じやつ4人じゃ駄目なんです。異質なやつが4人じゃなきゃいけない。これがバンドなんだよ。

福田:そういうことですね。

橘川:しかも、解散できるからね、バンドは。会社は解散できないけどバンドはできる。いくらでも、また組み合わせばいいんだから。

福田:僕もいい音出していきたいですね。今日は、さすが素晴らしく編集された本のようなお話でした。本当にありがとうございました。

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裁量労働制の問題の空虚さについて。
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(了)

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