「野生の勘」を取り戻そう
福田:最高だね。子どもの時に全力遊びしたり、その感覚値をもって生きていると直感が磨かれて人生豊かになると思う。少し前に、中国の深センに行ったんですけど、信号ほとんどないのに、みんなめっちゃ怖い運転してて。「大丈夫なの?」って友達に聞いたら、「アイコンタクトしてるから大丈夫」って言ってたね(笑) みんな、野生で生きてるから、逆に事故が起こらないという。
イアン:東南アジアとかもそうですよね。ベトナムとかに行くと、バイクが半端ないぐらいの量があって、タイとか行ってもそうですけど、スレスレのところで「怖!」って感じなのに、みんなお互い確認し合いながらかえって安全ですね。
福田:僕、バンコクではいつもバイクタクシーに乗るんですけど、この前友達と、えらい暴走兄弟みたいなのに乗ったら、もうハリウッドアクションみたいで。でもすごい楽しくて、アドレナリン出て。なんか歩道で人ひとりしか入れないような所をひゅっと行くわけ。怖いんだけど、「死と隣り合わせ」的な野生の感覚、大事だよね。
その感覚は、ビジネスの場でも必要なんですよね。「仕事、失敗したらどうしよう」っていう人は多いけど、僕本当に、何にも怖くないんです。明日いきなり仕事が来なくなって、収入なくなったらどうしようとか、いろいろあるじゃないですか。でももう、そういう不安、ないですね。
イアン:たしかに、積極的冒険主義者という感じがします。
福田:だけどボトムラインも考えていてね。今、コンビニに日本人、全然いないじゃないですか。だから職を失ったら、コンビニでゼロからやって、空いてる段ボール数えたりして、POSシステムは使わない。自分なりの地域特性をノートに書いてつかみとって、副店長ぐらいまでいこうかな、とか。
イアン:福田さんのそのボトムラインのミスマッチ感がすごい(笑)