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LGBTQの友達と再会で 「日本を変えたい」と思った

LGBTQに挑む、プレイメイトのチャレンジ Talked.jp

福田:そして、むちゃくちゃ興味深いのが、万美さんの立ち上げたニューヨークのブランドのこと。LGBTQの人たちをターゲットとした、アンダーウェアのブランドと伺っています。

万美:ありがとうございます。「BushyPark
というブランドを今年9月に立ち上げました。「女性用でも男性用でもなく、本当の意味でのジェンダーフリー」をコンセプトにしたアンダーウェアのブランドです。

福田:素晴らしいコンセプトですよね。素朴な疑問として伺いますけども、ジェンダーとしてはマジョリティな万美さんが、なぜLGBTQの人たちのアンダーウェアを、と思ったんでしょう?

万美:LGBTQの幼馴染がいるんです。私の通った小学校は都内の私立小学校なんですけど、ものすごく自由な校風で。芸能人やアーテイストのお子さんも多く通っていて、「多様性」を大切にする教育方針だったんですね。で、その時の友達がニューヨークとかベルリンとか、ヨーロッパで暮らしているんですけども、少し前に彼ら、彼女たちに会って、「あぁ、私は全然、この子たちのことを理解していなかったんだな」と思ったんですよ。
昔から仲が良かったんですけど、冒頭でもお話した、26歳でニューヨークに行った時に久しぶりに会ったら、その友達はハイヒールを履いて、メイクをしていました。でも私は彼のその姿を見ても、「え、変じゃない?」とかのクエスチョンはなかったんです。「でも日本でこれをやったら、私たちはいじめられるじゃない? だから親とかには言えなかったけど、大学の時にニューヨークに来たんだよね」ってカミングアウトしてくれて。

福田:ジェンダーフリーな考えのまま社会に出たら、いじめみたいなものに触れて、海外に出たと。

万美:はい。そのことをきっかけに、LGBTQという人たちのことを知りたいと思いました。私自身は、「着たいもの着れば何でもいいじゃない」っていうスタンスでしたけど、でも日本ではすごくおかしなものだと言われる。友達のその言葉に、すごく感じるものがあったんですね。

福田:今でも日本だと、与党とか政治家の人で、LGBTQの運動に対して理解を示す人のほうが少ないですよね。同性婚にしたってそうだし。結婚して古い姓を名乗ることに対して、あんなに意地になって反対だって言うんだもんね。政治がおかしい。どんな状態だっていいじゃない。

万美:おかしいですよね。ほんとに…。私もそれをすごく思って。でも、言ってしまえば私は彼ら彼女からすればストレートで、その当事者ではないんですけども…。でも、日本人の男の子、女の子たちの中に、「生きづらいんだよ」っていう子がいるならば、「日本を変えたい!」っていうことにつながってきたんです。台湾は同性婚がオッケーで、それは日本でだってできるはずじゃないですか。

福田:うん、できますよね。

万美:なのになぜ現状できないのか。それを去年くらいから勉強し始めました。二丁目に行ったりして、お友達もいっぱい作って。地方から上京したけれども、水商売しか働き手がないとか、いい企業に勤めていたけども、なんかもう生きるのが嫌だとか。そういう人たちの話をたくさん聞きました。それで、自分に出来ることを考えた時、グラビアをやってきた自分のファンの方というと全員男性だから、じゃあ男性に売れるものは何だろう、と。それで下着だなって。

福田:関連性がありますよね。そこから、「ジェンダーフリーのもの」っていうコンセプトが生まれたんだ。

万美:はい。ただ私、絵とかデッサンとか全くできないので、デザインはベルリンにいる友達で、ゲイの男の子にお願いしています。「僕もぜひ、そういう活動したい」と言ってくれて。

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