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グローバル企業だからこそ味わえること

AI姉さんに学ぶ! 中国デジタル事情  Talked.jp

福田:それで先述のSaaS営業に入社されて、何年ぐらい?

國本:3年半在籍しました。最初は海外研修で、アメリカのサンフランシスコに3ヶ月間行きました。30カ国・100人ぐらいが一堂に集まって、まさにMBAのようなかたちで、毎日研修・プレゼンで鍛えられるというところからスタートしました。

福田:すごいですね。この例えがいいかわからないですが、「ビジネスマンの虎の穴」みたいな。渡りロープから落ちたら死、みたいな……。

國本:そうなんですよ。日本の企業は大学を卒業したら新卒ですぐ入社しますけど、海外は新卒であっても年齢層が高いですから。

福田:関係ないですもんね、分かります。

國本:それこそ「MBA卒業して27歳です」という人もゴロゴロいるので、その中で戦うのは大変でした。

福田:いや、かなりメンタル鍛えられるでしょうね。

國本:すごかったですね。逆に、世界はこうなんだと。

福田:元々英語は問題なく、ですか?

國本:いえ、そんなにしゃべれなかったので。

福田:なのに、いきなりボーンと。その会社もすごい。

國本:第1期生だったので、トライアルで行かされて。

福田:ちなみに、そのサンフランシスコ行きはいつ頃ですか?

國本:2014年ですね。

福田:結構、最近!(笑)じゃぁもう、シリコンバレーも成熟した状態のときですよね。

國本:そうですね。シリコンバレーもその時に行きました。日本人としての縮図を感じたというか。アメリカ人は主張が強いですし、その研修の中でも、4割ぐらいが欧米人で。ビジネスとしてのパフォーマンスが高かったですね。日本人は、英語しゃべれないから、恥ずかしいからと、発言力が減ってしまうこともその100人の縮図として分かってしまって。

福田:いや、僕も、ビジネスの現場に出てから英語を学んだタイプなので。外資の会社勤めの時は、ユダヤ人の上司のジョークが分からないんですよ。子ども時代やテレビに紐付いているネタとかあって、いろいろディスカッションを求められるんです。
英語のプレゼンとか、最初ぼくなんかは完全暗記ですからね。完全暗記した状態でプレゼンやりますから、「絶対質問しないでくれ」ってジョークを最初に言うのがもう精一杯。しかも、全員が質問で手を上げるっていうね(笑)。そういうことはしょっちゅう起きていたわけなんですけど、アメリカ人のいいところは、褒めてくれるところ。日本人よりも優しいですよ、僕から言うと。

國本:そうですよね。フィードバックもあるけれども、褒めていいところはすごく褒めてくれますよね。

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