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社会を良くするのは、 「民主主義」か「独裁国家」か問題

カルト宗教を自力で抜けた男が語る洗脳・国家・「寂しさ」の本質とは(後編)  Talked.jp

佐藤:それで、宗教における一番の問題は何か、なんですけとも……。特にキリスト教をベースにすると、一個人一個人の「一神教」に行きつくわけです。ここの精神構造が日本の宗教とは全然違う。日本のベースは、多神教なんですよね。

福田:日本はそうだね。だって「石ころも神様」っていうものね。

佐藤:そうでしょう。「=みんな神様」「だから相対的だからいいじゃないですか」という話なんだけど、ここにGHQ以降、キリスト教の一神教の概念が入ってきたんですよ。それでいつも思うのは、コンビニからエロ本が消えた影響って、GHQのプロテスタントの概念が残っているだけの話なのかなって。

福田:アハハ! 面白いね! それは大胆な仮説だね。

佐藤:もっと言うと、多神教であれば一夫多妻でも、その逆でもいいじゃないですか、という話になるんだけど……。

福田:さっきの、「多様性を認めるなんてあり得ない」という話になっちゃってるっていうことだね。面白い。そういえば、テレビ業界、芸能界が妙に道徳論を言い出して笑うよね。いつからエンタメ業界が人にモラルを説くようになったのよ。元々はヤクザが仕切ってた興行の世界から始まったのにね。

佐藤:そうなんです。でも近代歴史において、日本に影響を及ぼした出来事って2つしかないと僕は思っていて。GHQと黒船。これだけなんですよ。どっちも「アメリカ」というのがポイントで。

福田:なるほど。

佐藤:「アメリカがプロテスタントだった」ということが大きいんですよ。だから昭和の概念や価値観は、ものすごくキリスト教寄りなんですよ。

福田:だから、これを言うといろんな問題があるかもしれないけど、日本もかつていろんな植民地支配をしていたときに、意外と徹底的に「宗教も言語も日本語にしろよ」とは言ってないんだよね。

佐藤:そうそうそう。……でも、僕は何をやっていてもいいけども、国益、政策をやってくれ、じゃないですか。そこに変なモラルを求めるってどうなの? と思っていて。

福田:でも、小選挙区制で選ばれている政治家が、本当に国のためのことをやっていたら選挙で落ちます……と(笑)。という構造を作っちゃった。

佐藤:それ分かる。だから僕、田中角栄って日本のために動いてから落とされたと思っているんですよ。

福田:そうかもしれないね。

佐藤:そうそう。要は、「日本のため」ということは「アメリカのためにはよくない」話だから。

福田:それを正すためには、「みんな参議院にすればいい」というのが僕のアイデア。

佐藤:なるほど、なるほど。

福田:小選挙区制でやるから、「ドブが汚い」と言うから「ドブをきれいにしなきゃ」ってなっちゃうんだけど、それは地域でやってくれと。国はもうちょっと外交とか安全保障とか大きな仕事を進めてほしい。

佐藤:僕、以前ファッションショーの仕事でシンガポールに結構行っていて、それですごく感じたのが、あそこは「明るい北朝鮮」なんですよね。独裁国家がすごくうまく機能している独裁国家。

福田:だって、ゴミひとつ落ちてないもんね。

佐藤:そう。すごくよく機能しているんだな、という思いがあって。だから多数決も一見いいんだけど……。

福田:時間がかかる。

佐藤:そう。あともっと言うと、じゃあたとえば東芝で、役員が多数決で復活するかっていったら、しないじゃないですか。やっぱりスティーブ・ジョブスみたいな独裁政権でやらないと。だから誰に委ねるかという議論になるわけですよ。そのときに……話をぐるっと戻すと、この「誰に求めるか」を人間にするとあれこれ間違いを犯すから、やっぱ神様にしとこう!……そこで宗教なんですよ。

福田:うーん! なんかこの対談、いま終わったね。

佐藤:アハハ! きれいに終わりましたね(笑) ぐるっと回って(笑)

福田:話し始めて、ちょうど1時間だよ。すごいね~!

佐藤:台本があったかのような1時間でした!

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