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ブランディングの目的は「ユーザーに愛されること」

ネットを捨て街に出よ ~五感に響く生き方がすべて~ Talked.jp

福田:カップヌードルやコカ・コーラなどのナショナルブランド商品は、今や知らない人はいませんよね。では、そこで広告を打つ目的は何か。知らない人に知ってもらい、買ってもらうのが広告の役割ですが、みんながすでに知っている商品の場合はどうするのか。

カップヌードルのクオリティーも、季節ごとの商品や新フレーバーも、ユーザーはほとんど知っているけれども、知ってもらうだけでは駄目。ブランディングというのは、「愛してもらわなければ駄目」なんですね。けれど、愛はお金では買えません。ユーザーに愛してもらうためには、ブランディングの作業として、経営者の顔も見せなきゃいけないし、社員の顔も見せなきゃいけないし、就職予備軍の人にまでも「この企業は楽しい!」と思えるようなものじゃなければいけない。

そういう中で、日清食品の安藤宏基社長は、「テレビCMはテレビCMでやるけれども、インターネットやイベントにおいては、小さなユニットで面白いアイディアを100個作ることによって、新しいカップヌードルのブランディングをやっていく」と英断されました。「ただ面白いことやっているだけ」に見えるコンテンツもあるのですが、それだけなのですが、それを100アイディアやっているというところがすごいわけです。そういうブランディング戦略があるということを、今日は皆さんに知っていただけたらと思います。

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