そういう潮流の中で、会社にしがみつくのか、思い切って会社を辞めるのか。今後はそういう選択肢を考える時代になっていくだろうと思います。一般的には、「しがみついていたほうがいい」という意見も多いです。トヨタにいたときの僕の同期は、しがみついています。僕の本を読んだ高校の同級生は、友達だから買ってくれましたけれど、「買ったけど読まない」と言っていました。「読んで、変に辞める気が起こったら困るから、買ったけど読まないよ」って（笑）　これはひとつの選択肢ですね。そうやって、「会社を辞める」という選択肢を選ぼうとしたときに、辞め方もいろいろあると思うんですね。

次の画像は、僕の仕事部屋です。猫がいますけど…。自宅の部屋を仕事場に改造して、ここで毎日仕事をしています。サラリーマン時代、フリーランスになったらどんな生活になるのか想像つかなかったんですが、実際はこんな感じです、今。

そして、1週間をどんな感じで過ごしているのかをまとめました。

午前中はあまり仕事を入れないようにしています。会社づとめをしていると、いろんな情報は自然と入ってくるものですが、フリーランスになると自発的な情報収集も大事ですから、午前中は新聞を読みます。「newspicks」のプロピッカーもしているので、記事を読んでコメントして。で、メールもいっぱい入ってきます。サラリーマン時代のメールって、ほとんど「スルーしても大丈夫」みたいなメールがCCでいっぱい入ってくるんですが、フリーランスになると、ほとんどのメールが仕事の取引先。なので、スルーすると大変なことになるので（笑）しっかり対応します。カラオケボックスにしょっちゅう行くのは、隙間時間の仕事場所として使いやすいからです。都心で仕事をしていると次の打ち合わせの間に時間が空くことが多くて、一服がてら、昼間に都心のカラオケボックスに入る。何せ30分150円ですから。フリードリンクを付けてもたいしたことないし、カラオケボックスで仕事をするのはおすすめですよ。ポイントは、入店するときに必ず、「隣が空いている所を使わせてください」ということですね（笑）　そして打ち合わせは、大体一日2件くらい。初めはここまではなかったですけども、なんとかうまく回るようになってくると、お客さんも増えてきます。で、夜は「飯を一緒に食べましょう」っていう話で、だいたいこんな感じです。そして日曜日は、絶対にゴルフをします（笑）　なぜかというと、土日のどちらかはいろんな資料の準備をしなければならないので、やっぱり仕事をしなくてはいけない。以前の打ち合わせの内容を忘れたまま打ち合わせに行くわけにはいかないので、もう1回ノートを読み返してもう1回考えて、メモを作って持っていこうとかいろんなことをやります。一方、サラリーマン時代は本当に朝9時から、下手したら8時半から5時半までほとんど打ち合わせが入っていて、夜は仕事の整理をして、帰るのは深夜…みたいな状態でした。