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環境問題から考えてみよう

21世紀型 アップデートのススメ~ポスト・コロナの解説付き Talked.jp

今日のテーマは、「21世紀型アップデートのススメ」というものです。皆さんの「アップデート感を作る」という意味で、僕が気になったいくつかのキーワードや時事的なトピックスについて、お話をしたいと思います。

16歳で、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんのことは、皆さんもご存知かと思います。昨年、ニューヨークで行われた国連による「気候行動サミット」では、"How dare you!"(よくもそんなことを!)という表現で、温暖化対策の行動に出ない大人たちを糾弾し、話題になりましたよね。サミット開催の3日前には、グレタさんの呼びかけで、163カ国約400万人の子どもや若者が「グローバル環境マーチ(欧米では#ClimateStrike)」を行ったことも有名です。

一方で、わが国・日本の環境大臣の小泉進次郎氏は、日本メディアを引き連れてニューヨークのステーキ屋に行ったことで、環境問題に対する無知さをさらけ出してしまいました。

なぜかというと、ステーキを食べることは、もっとも二酸化炭素排出の原因になるからです。動物の肉を食べるためには、加工したり、輸送したりするので、欧米の環境アクティビストの間では、「地球を汚してしまう産業」として捉えられています。米農務省のデータによると、「肉を食べる人は、地球温暖化ガスの排出量がビーガン主義の人の2倍以上」といも言われているんですよ。

そういった背景を知ると、小泉氏の「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」という発言も、国民としてはなんだか虚しく感じられるのではないでしょうか。

(コロナを経験して)

ポストコロナは、グレタさんが望む理想郷になりました。人が荒らすだけ荒らしていた都会の空が綺麗になり、CO2の排出も一気に激減です。人の動きが止まれば企業活動も止まり、よって地球は綺麗になりました。しかし、コロナによる景気の落ち込みを取り返すために、前よりも酷い”あおり運転型”経営が跋扈(ばっこ)する可能性も生じているのです。”あおり運転型”経営”とは、「環境破壊よりも儲けだ!」っていう経営のことですね。

ですから、みなさんの時代は、「コロナ以前は当たり前のようにやっていたこと」「コロナ以後はやめるべきこと」の線引きを強く認識して、社会を再構築しないといけないと思います。そのチャンスは、「これを逃すともうこないかもしれない!」という覚悟でやっていきましょう。

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