logo

日本に求めるのは「癒やし」

グローバル時代のデジタル・ブランディング思考法 ~WASEDA NEOトークセッション~

陳暁:面白いのが、そんな勢い真っ只中の中国ですが、毎年結構な中国人が日本に移り住んで来ているんですよ。私と同世代の20代後半~30代前半の人ですね。中国では、「アリババのエリアマネージャーだった」とか「テンセントのエンジニアだった」とか、みんなハイスペックなキャリアで現地に家も購入済みだったり。「なぜそれを捨てて日本に来ているのか」って聞くと、「疲れた」って言うんですよ。

福田:(笑)そうなんですか。早いですね~、疲れるの。

陳暁:2014年から今年くらいまでの5年間、凝縮された、いわば高度経済成長期の中国のグワーッていう成長についていけなくて疲れた人が、日本の安定せせらぎを求めて来ている(笑) みんながっついている中国に疲れた人が「日本風」の癒やしを求めて来ていて、「まだ頑張れるぞ」っていう人が中国に残ってるんですよね。

福田:僕のイメージだと、燃え尽きても、ある程度お金があって日本に来ている方が多い感じ。成功体験があって。「テンセントにいました」「バイドゥにいました」という方多いですよね。

陳暁:ですね。そいう人たちは日本に来て、カフェの店員とか中華料理屋で働いているんです。…もう意味がわかんないじゃないですか。テンセントのエリアマネージャーで、日本の中華料理屋とかで働いていて。でもテンセントでもらったボーナスで、表参道とかに家を買っているんですよ。

福田:わかる…!

TOPへ