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中国は「数字最高主義」

グローバル時代のデジタル・ブランディング思考法 ~WASEDA NEOトークセッション~

福田:まだまだ世界には、仕事のオポチュニティーがあると思うんですけども。日本人のビジネスマンは、まずどうすれば中国水準に持っていけるようになるんでしょうか?

陳暁:一番大事なのは、「日本」「中国」っていうふうに、壁を立てないことだと思います。それこそ中国人って、壁を立ててないんですよ。市場として一個一個の優位点を見ているだけで。それって日本人が「東名阪」って考えるのと一緒なんですね。

福田:血液型と一緒かもしれませんね(笑) 関係ないんですよね。

陳暁:その地図が、中国は世界を見ているっていう感じで。日本は内需でも持ってこれたので国内だけを見ているのがとてももったいないなと。もっと世界中に可能性はあるから、視野を広げることかなと思うんですね。その時にやっといろんなスキルや思考が必要になるので。中国はある意味、何もない所から生まれたからジャンルレス、ボーダーレスなんですけども、日本は「区切り制度」というのか。カテゴライズしたり、ネームタグをいろんな所に貼りつけたりする文化が、いろんな所に悪影響が出ているのかなぁ…とは思いますよね。思考停止してしまう。

福田:今日は僕、穴の開いたジーンズなんですけど、一応「北京仕様」みたいな気持ちで今日は来ています。北京の偉い人に会っても、みんな若いし、すごい適当な恰好で、それこそつっかけ履いてたりしますよね。

陳暁:そうですね。服装はどうでもいいですね。いくら稼いだかが全て(笑) すごい数字最高主義なんですよ。わかりやすいからですかね。もちろん性格も見てますが。

福田:ホント、よくわかりますよ。この間、北京の5つ星ホテル「Nuo ホテル」っていう素晴らしいデザイナーズホテルに泊まったんですね。日本で一番安い所でブッキングしてもらったら、円にして1泊1万5千円くらいなんですよ。そしたら深センから北京に来ていた友達に「何やってんの?」「ここは1万円で宿泊できるんだよ」って。「全部キャンセルして1万に変えるから」とか、ちょっとモメたんですけど(笑)「お金に対してそういう貪欲さがないのもダメだ!」と。…まあ、実際に中国国内からのアクセスでしか、1万円の宿泊は取れないんですけどね。で、「そこまで追求しないのはおまえの弱さだ」とも言われて(笑) そうかもしれないですけど。

陳暁:それこそさっきの靴の話でいうと、「表参道で2万円」「銀座で1万8千円」だったとしたら、日本人はたぶん、「どっちでもいいや」って思うと思うんですけど…。中国人は、安いほうに行ってでも安い物を買うんですよ。家とか仕事とかも全部そうで、物に対する価値を、本当に1円単位で値切る根性がありますよね。

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