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日本に立ちはだかる言語問題

グローバル時代のデジタル・ブランディング思考法 ~WASEDA NEOトークセッション~Talked.jp

福田:もうね、何だかわかんない人も多いと思うんですけど、これって特殊な1人とか2人の話じゃないんですよ。

陳暁:そうそう(笑)

福田:ああいうとんちんかんな所も含めて、ものすごいエネルギーがないとそんなことできませんよね。ああいうのを含めて僕は大陸的だと思います。僕はバブル世代なので、記憶を美化しているのかもしれませんけど、日本もかつてはそんな人ばっかりだったんですよ。

陳暁:バブル時代ですか?

福田:考えてみたら、50歳過ぎてバブル世代出身で「イェー!」なんていう人はもういなくて、むしろサンフランシスコあたりでハーフリタイアしているのかもしれませんね。それならまだいいんですけど、日本のベンチャーの、この元気のなさっていうのは何かな?と思ったときに、やっぱり言葉の問題が大きいのではないでしょうか。 例えば、ロジスティクスでもコールセンターでも何かの企業が「AIを使ってコスト削減しましょう」っていうのはわかりやすいじゃないですか。でもそんな簡単なことを解決できるベンチャーがすごい少なくて。その会社って、国内でむちゃくちゃ株価は高かったりする。中国のAIのテクノロジスト、アメリカのテクノロジスト、インドのテクノロジスト…みんな英語しゃべりますよね。だから問題が起きたときに、その英語のネットワークで世界中とつながって解決できちゃう。ところが日本のテクノロジストって日本語しか話せない。これ、70億分の1じゃないですか。

陳暁:もう教育問題ですよね。中国人は人口が多いので、やっぱり受験戦争だったり、小中高からの意識の高い教育環境で英語がうまくなっちゃったんですよ(笑)  戦わないと「大学に入れない=社会で負ける」ので…。みんなそれでやっぱり身についていて、中国国内で負けないための競争力スキルが、結果グローバルで役になったという。

福田:一人っ子政策もあったと思うんですけど、ほとんどの方が厳しい教育環境に身を置かれて、ど下手でも英語しゃべれますよね。

陳暁: 恥ずかしい、とかはないですからね(笑)

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